内祝いの相場とマナー|半返しの目安・贈る時期・のしの選び方

内祝いの金額は、いただいたお祝いの3分の1〜半額程度(いわゆる「半返し」)が目安です。目上の方からの高額なお祝いには、3分の1程度に抑えても失礼にはあたらないとされています。この記事では、三越伊勢丹の解説(2026年11月時点)をもとに、結婚・出産・新築・快気祝いそれぞれの金額と時期の目安、のしの選び方をまとめます。数値はいずれも目安で、地域や家の習慣があればそちらを優先してください。

内祝いとは

内祝いは、本来は「身内のおめでたいことを、親しい人に分けて一緒に喜んでもらう」ための贈り物でした。今では、いただいたお祝いへのお返しという意味で使われることがほとんどです。出産内祝いには赤ちゃんの名前のお披露目、結婚内祝いには新しい夫婦のあいさつという意味も込められています。

結婚の場合、披露宴に出席してくれた人には当日に引出物を渡しているため、基本的に改めて内祝いを贈る必要はありません。内祝いを贈るのは、披露宴に招いていない人からお祝いをいただいたときです。

相場の基本は「半返し」

金額は、いただいたお祝いの額と相手との間柄から決めます。考え方は次のとおりです。

  • 基本は、いただいた額の3分の1〜半額程度
  • 目上の方や、相場より高額なお祝いには、3分の1程度でもよい
  • 現金で高額なお祝いをいただいても、同じ額の現金で返すのは避け、品物やギフトカードで感謝を伝える

たとえば1万円のお祝いなら3千〜5千円前後、2万円なら6千〜1万円前後が予算の目安になります。高額なお祝いにきっちり半額を返すと、相手がかえって負担に感じることがあります。その分、品物を相手の好みに合わせて選んだり、手書きのメッセージを添えたりして、気持ちを伝えましょう。

種類別の金額・時期・水引の目安

内祝いの種類別の目安(三越伊勢丹の解説をもとに作成)
種類金額の目安贈る時期の目安水引
結婚内祝い3分の1〜半額挙式後1か月以内紅白10本の結び切り(あわび結び)
出産内祝い3分の1〜半額生後30日前後紅白の蝶結び
新築・引越しの内祝い3分の1〜2分の12週間〜1か月以内紅白の蝶結び
快気祝い半額程度体調が落ち着いてから退院後2〜3週間以内紅白の結び切り

結婚内祝い

挙式の数か月前にお祝いをいただいても、内祝いは挙式後に贈るのが基本です。事情があって挙式前に贈るときは、表書きを「御礼」にします。名入れは、水引の下に夫のフルネームを書き、その左に妻の名前を並べる形が一般的で、新しい姓だけを書く場合もあります。

出産内祝い

お七夜や命名が済み、お宮参りの前後にあたる生後30日前後が目安です。表書きは「内祝」または「出産内祝」とし、水引の下には赤ちゃんの名前を書き、読み方のふりがなを振ります。産後は体調が整いにくい時期なので、無理のない範囲で準備を進めましょう。

新築・引越しの内祝い

できるだけ早めが礼儀とされ、職場の人や目上の方には2週間以内、友人や近所の方には1か月以内が目安です。表書きは「内祝」「新居内祝」、感謝を強めたいときは「御礼」を使います。

快気祝い

退院後すぐではなく、体調が安定してから贈ります。遅くとも1か月以内を心がけるとよいとされています。表書きは「快気祝」または「御礼」です。

のし紙の選び方

内祝いには、紅白の水引とのしが付いたのし紙をかけます。水引の結び方は、出産や新築のように何度あってもよいお祝いには蝶結び、結婚や快気祝いのように一度きりであってほしいことには結び切りを選びます。表書きの言葉や名前の書き方の細かな決まりは、のしの表書きと水引の種類で詳しく説明しています。

配送で贈る場合は、伝票でのし紙が汚れたり破れたりしないよう、箱に直接のし紙をかけてから包む「内のし」にするのが一般的です。

品物選びのポイント

  • お菓子・調味料・飲み物・タオルなど、使えばなくなる「消えもの」が選ばれやすい
  • 常温で日持ちし、個包装になっている物は、家族や職場で分けやすい
  • 相手の好みが分からないときは、相手が自分で選べるカタログギフトが安心
  • 何人かにまとめて贈るときは、金額の段階ごとに品を決めておくと手配が楽になる

お菓子やグルメの詰め合わせはスイーツ・グルメギフトの一覧でも探せます。

迷いやすいケース

高額なお祝いをいただいたとき

たとえば10万円のお祝いを親族からいただいた場合、半返しなら5万円ですが、3分の1程度の3万円前後に抑えても失礼にはあたらないとされています。金額を抑えた分、相手の好みに合った上質な品を選ぶ、手書きのメッセージを添えるなど、気持ちの伝え方を工夫しましょう。

お見舞いをいただいた方が亡くなったとき

お見舞いをいただいたまま、お礼をする前に相手が亡くなった場合は、香典返しより前に返礼すると丁寧です。金額はいただいたお見舞いの3分の1から半分くらいが目安で、表書きは「御見舞御礼」とし、黒白の結び切りのかけ紙をかけて弔事の包装にします。

メッセージに書くこと

内祝いには、品物だけでなくお礼の言葉を添えます。出産内祝いなら、お祝いへのお礼、母子の近況、赤ちゃんの名前と読み方、今後のおつきあいのお願い、という順に書くとまとまります。赤ちゃんの写真を添えるのもよい方法です。

内祝いを手配する手順

  1. いただいたお祝いの品・金額と、贈ってくれた人の名前・住所を一覧にする
  2. 相手ごとに、3分の1〜半額の範囲で予算を決める
  3. 品物を選び、のし紙の表書きと名入れを指定する
  4. 贈る時期に間に合うように注文し、お礼のメッセージを添える

贈る時期の目安は、お中元・お歳暮とあわせて贈り物の時期の目安にもまとめています。

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※価格・在庫は2026年11月7日 20:15時点のものです。購入の時点で各ショップに表示される価格が適用されます。最新の価格・在庫・送料は各ショップでご確認ください。

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まとめ

内祝いは、いただいたお祝いの3分の1〜半額程度を目安に、高額なお祝いには3分の1程度で、気持ちのこもった品とメッセージを添えるのが基本です。時期は種類によって違い、結婚は挙式後1か月以内、出産は生後30日前後がひとつの区切りになります。迷ったときは、地域や家のならわしを家族に確かめてから手配しましょう。